AGO アートギャラリー・オブ・オンタリオに行ってきました
4月3日、友人と少し遠出して散策をする予定でしたが、雨の予報だったため急遽、トロントダウンタウンにある美術館に行ってきました!
Art Gallery of Ontario
アートギャラリーオブオンタリオ
25歳以下は無料で入場できます。
とても嬉しいですね。
ちなみにトロント市内にある博物館・美術館は、学生の入場料がタダのところが多いです。
同じくダウンタウンにあるロイヤルオンタリオ博物館も、毎週水曜日は学生証を見せると無料になります。
学生に、美術、そして様々な作品や文化に触れてほしいとの思いがあるのではないでしょうか。
博物館が大好きな私にとってはとても優しく素敵な街です。
↑入口。
1階(時代別の作品たち)
一階は、絵画がメイン。
それぞれのブースで壁の色が違っており、空間自体も楽しむことができました。
写真は手前から、白・青・黄色。他にも様々な色があります。
真ん中の広間を囲んでグルっと一周展示場があります。
時代やテーマに沿って展示スペースが分けられていました。
後半で、キリスト教に関する木彫や石彫の像や、中国の酒瓶のようなものの展示があったのですが、そのあたりは照明なども暗く、自然と厳かな気持ちになりました。
恐らく私たちはルートを間違えて、現在から過去へ逆戻りしていました。
しかし、特に順路は決められていないため、過去に戻っていく回り方をするのも面白いかもしれません。
2階(現代、カナダの作品)
2階以上は現代の作品を扱っており、1階とは全くことなる雰囲気でした。
ここで見た絵画は、カナダ出身の芸術家やカナダの風景を題材にした作品が主で、
トロントに来てからの景色、バンフ、カルガリー、ホワイトホースなど旅行先で見た景色を思い起こさせるものがたくさんあり、この1年が懐かしく感じられました。
草間彌生さんの展示スペースができるみたいですね。
作品が見られるのかと期待しましたが、準備中でした。見たかった!
先住民族の展示
先住民族の作品もたくさん展示されています。
シンプルなデザインと独特の色使いで、先住民文化と言われるまでは一作品として見ていました。
このギャラリーのよいところは、先住民族の文化を先住民のものとして展示するのではなく、他の作品と同じように展示している点にあると思います。
私の印象としては、ニュージーランドではマオリ(ニュージーランドの先住民族、ラグビーのハカでも有名)
の文化を観光に用いている印象も否めなかったのですが、
(もちろんマオリの文化を残そうという取り組みは素晴らしいと思いますし、私自身もNZを訪れた際、マオリの文化を知り、楽しみました)
カナダでは、特別扱いをせずに一民族として尊重されているように感じました。
カナダでは至る所で、それぞれの文化を当たり前に受け入れる姿勢が見られます😊
こちらの記事もぜひ読んでみてください。
建物がとても広く、部屋もたくさんあるので迷路のようでした。
全部回り切れていないのではないか、と不安になる…笑
最後はお土産屋さんで、
日本にいる仲良しのオーストラリア人の美術の先生にお土産を購入。
アボリジニアートを以前見せてくれたので、カナダの先住民族のアートの絵が施されたポストカードを選びました。
ヨーロッパの絵画も美しいですが、民族アートにも魅かれます。
ディナー
そのあとはイタリアンレストランでピザとパスタを。
Terroni というお店です。
ピザは少し噛み切りにくかったですが、パスタがとても美味しかったです。
トロント生活も残りあと3週間。
友人と名残惜しさを語りながらも、たくさん写真を撮って帰りました。
University College の図書館に潜入
トロント大学、University College の図書館に行ってきました!
University College は、トロント大学にあるカレッジの中の一つで、トロント大学を象徴する建物になっています。
トロント大学正門から芝生を前に、綺麗に見える位置に設計されています。
(私が留学している2021年、2022年は芝生は工事中で写真は撮れませんでした)
厳かですね。
中も木調で落ち着いたデザインです。
うっとりする螺旋階段。
さて、2階には図書館があります。
扉を開くと…
いきなりモダン!洗練されています。
吹き抜けがあり、図書館内でも2階になっています。
低めの椅子に座って、リラックスして作業できるところも。
さて、これにて、授業の復習をしようと思います。
ではまた~
出身地を聞かないのは、暗黙の了解!?
本日のテーマは、タイトルにもある通り出身地についてです。
Where are you from?
トロントに来てから初めての自己紹介は、寮の階のメンバーに向けてでした。
そこで、んん?と感じたのが、皆、I’m from 〇〇. がなかったということです。
私は、I am an exchange student and I am from Japan. と言ったのですが、自分の出身地を紹介していたのは40人中数人でした。
日本では、海外から来た人に会うとまず、Where are you from? と聞きますよね。
そこからその国について話したりと、この質問は会話の入り口になることが多いような気がします。
しかし、ここトロントではほとんど出身地を聞くことから話し始めることはありません。
メジャー(専攻)は何?何の授業を取っているの?と聞かれ、
自分は留学生で、ここでは専攻はないから興味のある授業を取っているよ、と説明して初めて、「そうなんだ、どこの国から来たの?」と聞かれます。
大学外で出会った人たちも、基本的にそういうスタンスでした。
やはり、多国籍な国だからですね。
様々な人種があり、その中でも代々住んできた人、国籍を取得した移民、カナダ国籍ではない移民、私のような留学生やワーキングホリデーで来ている人など、多種多様な人がいます。
出身地がどこかを聞かないのは、相手がカナダ出身かもしれないこと、それ以前に皆バックグラウンドは様々だとわかっており、それが当たり前だと受け入れているからだと思います。
その代わり、Where is your hometown? や Have you lived here for your whole life?
実家はどこ?生まれてからずっとここに住んでいたの?
などと聞いたりします。ただ、この質問も仲良くなってからすることが多かったです。
逆に言えば、最初の友達作りの際に、日本人だからと興味を持ってもらえることは、想像していたより少なかったです。
自力で友達を作っていく必要がありました笑
あとは、中国系の人や、中国語を学んだことがあるという初対面の友達に、中国語で話しかけられることがありました。
嬉しいけど、ちょっと違う笑
そのようなときは、I don't speak Chinese. (中国語は話せません)と伝えます。
I'm not Chinese. や、I'm Japanese. は直接的で、少し失礼ではないかと個人的には考えています。個人的には、国やその国の人ということを強調して、否定しているように聞こえるため、私は好みません。
Land Acknowledgement
カナダでは、先住民族がもともと住んでいた土地に私たちが住んでいる、という認識をしています。
このことを Land Acknowledgement といい、大学の授業が始まる前やイベントの開会式、博物館など、その都度 Land Acknowledgement の文を読むことで、「自分たちはこの土地にやってきて、住ませてもらっている」という認識を深めます。
なぜこれを毎回するのかがわからない、と言っていたトロント育ちの社会人の方もいましたが、私は、Land Acknowledgement がとても素敵な取り組みだと思います。
自分たちが後から来た者であること、先住民の人々を苦しめた過去があることを認め、彼らを尊重して共に生きる、ということを自然な感覚として身につけることで、皆が生きやすい社会になるのではないでしょうか。
さて、日本はどうなのでしょう。
琉球やアイヌの人たちの権利や文化は、尊重されているのでしょうか。
ちゃんと、子どもたちや大人も彼らについて学び、知っているでしょうか。
もちろん、それぞれの地域に先住民族がいるカナダとは違い、日本には地域的にしか先住民がいません。
それでも、歴史的にいう「倭人」が彼らを苦しめたことが現在から切り離して捉えられていたり、文化が十分に守られ、尊重されているとはいいがたかったりします。
過去を過去として捉えるのではなく、現在に至るまでどのようなことがあったのか、現在はどうなのか、どのような理解が必要なのかを考える必要があると思います。
これが政治(法律)にも、人々の生活にも反映されているのがカナダです。
最後に
留学に行って様々な人がいることに驚いた、という話をよく聞きます。
ですが、(とてもありがたいことに)高校時代にさまざまな国の人と接する機会があった私は、カナダに来てから、人種が多様であること自体には、それほど驚くことはありませんでした。
むしろ、日本で周りをみると日本人がほとんどであることが少し怖かったほどです。
私は、トロント・カナダに来て、人種の多様性よりも、多様性を当たり前として生活し、人と接する文化に感銘を受けました。
これが、人種の坩堝と、パッチワークの違いなのですね。
パッチワークと聞くと、カナダに来るまでは、それぞれルーツを持つ文化が確立したうえで共存することだと思っていました。
もちろん、そうではあるのですが、それが人々の考えや心に溶け込んでいることこそが、人種のパッチワークなのだと感じました。
説明しづらいですが、表向きではなく、人々の内から自然とそのような意識が根付いているというイメージです。
日本では、日本で生まれ育ったり、日本に長年住んでいるのにも関わらず、見た目で判断されてしまうことはまだまだあります。
他人を区別せずに皆同じだと自然に受け入れることは素敵です。
日本も、少しずつそうなればいいな。
Colonel Samuel Smith Park で今年最後の屋外スケート⛸
トロントでのスケート生活も残りわずかとなってきました。
特に、屋外の無料スケート場は続々と閉鎖されていき、全てのスケート場が3月20日には完全閉鎖となります(2022年)。
(トロントの屋外スケート場についてはこちら↓)
ということで、3月13日に行ったColonel Samuel Smith Park の屋外スケート場についてご紹介します!
友人にスケートに行こうと誘われ、行くことに!
ちょうど誘われる3日ほど前に私から誘おうと思っていたのですが、お目当てのスケート場がすでに閉まったとの発表があったため、様子を見ていたところでした。
この友人は、よくアウトドアで遊ぶ友人です。
今日は新しい友達を連れて来てくれました。
その新しい友達は、なんと、大学入学前までバンク―バーでスケートを習っていたのだとか!ダブルアクセル(2回転半のジャンプ)を降りる直前でトロントに来るため、スケートは中断したそうですが、滑りもとても滑らかでした。
スケート上級経験者の友達は、こちらに来て初めてのため、一緒にスピンやジャンプ、ステップなどができてとても楽しかったです。
私も8年ぶりにアクセルに挑戦しましたが、回れたものの着地でこけてしまいました。
それでも体は覚えているものだと思いました。
そして、ジャンプを決められなかったことから、練習したい欲に駆られました笑
大学のリンクでは、週1時間決まった時間にしかジャンプの練習が許されておらず、その枠は私は授業で行けないため、とても悲しいです。
飛びたい!!!!
スピンをしていると、ホッケー男子が「何をしようとしているの?」と話しかけに来てくれ、「見てて!」とストップや滑りを見せてくれました。
ちなみに12歳の男の子です笑まだかまってちゃんが抜けきっていないけど少し恥ずかしそうにもしていて、かわいかったです。
スケート場に到着したときにはすでに雪が降っていたのですが、途中から吹雪に…
リンクの上にも雪が積もりました。
上の写真は、エッジでハートを描いたもの♡
スケート場は、いわゆる長方形のリンクではなく、少しゆがんだ八の字の形のコースになっており、周りも木々に囲まれていてとても綺麗でした。
ダウンタウンからは地下鉄とバスで1時間ほどかかりましたが、何回も来たいと思うような、とても素敵なリンクでした✨
そのあとはダウンタウンに戻ってラーメンを食べました!
Hakata Ikkousha(博多一幸舎)というところ。カナダ唯一の支店がここトロントらしいです。
店員さんもほとんど日本人で、ラーメンも日本のラーメン。
日本と比べると、やはり値段は高いですが、とてもおいしかったです。
滑りながらも話しましたが、ゆっくり食べながら話せて楽しかったです!
新しくできた友達と、同じ授業を取っていることがわかったので、次の日にまた授業で会うことに!
大学のリンクでも一緒に滑ろうと約束しました。
帰国1か月半前とはいえ、気の合う友達ができるのはとても嬉しいことでした。
紹介してくれた友達にも感謝!
残されたみんなとの時間を大切に過ごします😊
お腹が空きすぎて玉を追加注文しました笑
Python の2回目課題のドタバタと、自分の理想像
プログラミング、Python の課題が無事に終わり、提出することができました!
この課題をするのに何度も先生に教えにもらいに行ったのですが、その過程が面白かったので記録したいと思います。
プログラミングでは3回ほどTAに質問をしに行ったのですが、TAによって対応がかなり違ったので驚きました。
1回目
1回目の人は、疲れていたのかとても乱暴な口調で教えられ、しまいには私には解決できない、と諦められてしまいました(笑)
友人も別のTAで同じようなことを経験したらしいのですが、そのTAは教授に問い合わせて原因がわかったらメールするね、と言ってくれたそうです。めちゃくちゃいい人。
私が1回目に当たった人は、残念ながらあまりよくなかったですね。
2回目
2回目は、計2人に教えてもらいました。
コーディングの例が何を指しているのかがわからなかったため、そのコンセプトを説明してもらったのと、リスト内にある文字列を数字に変換するところで躓いてしまったため、ヒントをもらいました。
課題であるため答えを教えてもらうのは厳禁です。そのため、どのような考え方をしたらいいかを教えてもらい、あとは自力で挑戦。説明はざっくりとしていましたが、なんとなくつかめたのでよし。
最後の回
3回目、最後のTAです。
この人が素晴らしかった!!
提出箱でコードのチェックができるのですが、簡素化できるという表記が出てきました。2回目のTAに聞いてからもいろいろと試してみたのですが、結局どれもエラーが出てしまい、その過程と自分の見解を説明しました。
すると、そのTAは簡単な例を出してくれて、私に質問を投げかけながらそれぞれの違いを再確認させてくれました。
直接答えを教えてくれることはやはりないのですが、なんとなくその考えが飲み込めたところでお礼を言って退室(Zoomでした)。
そのあと、少し考えて、ようやくどうすればコードを簡素化できるのかがひらめき、試してみると、無事にコードが動いてくれました。
めちゃくちゃ感動!そしてこのTAに感謝!!
本当に丁寧で、生徒をちゃんと考えさせながらヒントを導き、穏やかな人でした。めちゃくちゃいい人なんだろうな。
ただ問題を解決できたり勉強ができる人ではなく、分からない人でも自分で答えを導き出せるように道筋を作れる人。
ペースを乱さずに、聞き手にわかりやすいように説明し、なおかつ説得できる。
こういう人が、本当に賢い人なんだと改めて感じました。
高校生の時、模擬国連大会や英語ディベートなどを経験しましたが、そこでもこういう生徒がいたんですね。
当時の私は、この友人たちに会ってから、自分もこういう人になりたいと強く思うようになりました。まだまだ訓練の途中ですが…
留学中も、日本に帰ってからも鍛錬を惜しまず、彼らのようになれるよう頑張りたいです!
<余談>
3回目TAの彼、一回限りで声しか聴いていないですが、勝手にファンになりました笑
留学生活残り1/4を迎えたところで、ようやく対面授業がスタートしました!
こんにちは!
冬学期折り返し地点、第7週目に入り、ようやく対面授業が再開されました!
今までの経緯
え、最後4分の1でようやく…?と思う方もいるかと思います。
今までの経緯はというと…
1月
オミクロン株の蔓延により、1月31日までオンタリオ州から屋内収容人数を減らすよう決定がされました。もちろん、大学の授業は全てオンラインに。
所属カレッジからは、極力大学寮に戻ってくる時期を遅らせるように指示が出されました。
私は住むところがなかったので、速攻帰りました笑寮では、一つの階に5人ほどしかいない状態が続きます。
1月31日
州のコロナ規制が緩められるも、対面授業はReading Week 明けに始まるという発表がありました。
寮には、だいたいの人が帰ってきました。
2月最終週
Reading Week といって、中間休みがあります。
この期間に、みんなのんびり過ごしたり、旅行に行ったり、名の通り読書や授業に間に合っていなかったリーディングをこなしたりします。
Reading Week 後に中間試験がある人はもちろん試験勉強を…
私は1週間旅行に行ってきました!
3月1週目(正確には2月28日~)
対面授業への全面移行。←今ココ!
初めての対面授業の感想
今学期、私は4つの授業を取っています。
初めての対面授業の感想は…
めちゃめちゃ楽しい!!!
それぞれの授業の第1週目の感想を書きたいと思います。
CSC108
Computer Science の略で、Pythonについて学んでいます。
階段教室でした!目が悪いのと先生の顔が見たかったので、前のほうの席へ。
授業前に、隣に座ってもいい?と聞いてくれた女の子と友達になりました!
この子がとってもかわいい。
先生もとてもいい人そうでした。
説明は、オンライン時と変わらずわかりやすかったです。ただ、内容が難しくなっていく…
2時間ある授業が残り20分ほどになったとき、隣の子とたぶんこれ休憩ないね、と話をしました。教授の多くは、2時間授業の場合、途中で5~10分ほど休憩時間を設けてくれるのですが、CS(この授業)は勉強する内容が多いため、なくなることが多くなりそうです。
でも楽しいので全くしんどくありません!
授業が終わってからは、隣の子とインスタグラムを交換し、おしゃべりしながら帰りました。
実家はアルバータにあるそうで、Reading Week にAlberta 行ってきたよ~と話しました。
目的地が違ったため途中で別れ、私はルンルンで寮に帰りました。
MUS111
西洋音楽史の授業です。
もともとクラシックが好きで、日本にいたときに西洋音楽史を独学(YouTubeで)しようとしたのですが、各時代の繋がりが見いだせず、一度挫折していました。
トロント大学にその授業があると知って、早速登録。
オンライン授業時もへぇーなるほど、と時代背景や作曲家、曲調を学ぶのが楽しかったです。
この日の授業は、学期中間ということもあり、今までの復習をしました。
授業後半では、Peer Check といって生徒同士で課題の相互チェックをしました。
4人一組だったのですが、ちょこっと話しただけでもしかしたら今後話すのはこれきりになるかも…
作業をしていると、後ろから声を掛けられ振り向くと、CSで友達になった、例のかわいい子がいました。4人組を作る際に教授が名前を呼びあげていっていたため、私がいることに気づいてくれたそうです。
嬉しい。
実は、このMUSの授業の前に、週2回あるうちの2回目のCSの授業があり、そこでその子を見かけなかったので寂しかったのですが、偶然にも同じ授業を2つも取っていると知ってお互い驚いていました。
来週は、CSから一緒にこの授業に向かえたらいいな~
CAS202
Contemporary Asian Studies(現代アジア)の授業です。
途上国の発展を巡る問題や先進国の支援に対する懐疑などについて学んでいます。
この授業内で環境汚染についても学ぶことができるので、環境問題に興味のある私にとってはとても魅力的な授業です(今学期は ENV(環境学)の授業は取れませんでした…)。
Reading 課題に基づいて講義と議論が進められるため、予習が必須の授業となっています。
先生がひたすら話す、話す。
目を見開いて1時間聞き、休憩の後もまた目を見開いて授業を聞いていました。
情報量が多い授業は、目から音を吸収する勢いで聞きます笑
先生の目を見続けるため、タイピングでメモをするのをあきらめて、顔を上げた状態でひたすらiPadにメモを取っていました。
オンライン授業だとこんなにも長い間集中することもないので、終わったときの疲労感がすごかったです笑
EAS296
East Asian Studies。東アジアの歴史について学びたいと思って申し込んだ授業ですが、ふたを開けてみると東アジアの近代文学の授業でした。
始めは履修中止をすることも考えたのですが、正規生と同じように授業4つ取ることにチャレンジしたいと思ったのと、学んでいくうちに文学の時代背景(言文一致運動や政治小説、プロレタリアなど)も知ることができ、それが私にとっては想像もできなかった変革で感動したため、最後まで頑張ることにしました。
具体的にどの部分で考えさせられたのかは、またおいおい書くことができればと思います。
さて、授業はというと先生の話が長かったです笑
1時間20分ほどずっと聞いていました。恐らく研究メインの先生なのかな。
試験がない授業なので、ふむふむと聞きつつ、Final Paper(期末レポート)や課題に使えそうな話を拾っていました。
最後の40分はクラスメイトと数人ずつに分かれて議論をしました。このときに一緒の班になった子2人がとてもいい子たちで、授業中も盛り上がり、授業が終わってからも少し話ができました。2人とも2年生だそう。
来週も会えるのが楽しみだ!
おわり
実は、秋学期の授業では対面授業がありませんでした💦
一つだけ、Tutorial(チュートリアル)といって、Lecture(講義)の補足としてある少人数制の授業があったのですが、週に1時間だけ教室に通う、という状態でした。
そのため、講義はもちろん、大人数授業も初めてで、教授に会うのも初めてでした(Tutorialは大学院生が授業を受け持ちます)。
冬学期に入っても、対面授業は全体として停止になってしまいました。
オンライン授業に慣れてしまった私は、対面授業を受けてみたいなと思いつつも、対面授業についての渇望は薄れ、オンライン授業+寮の友達との時間を楽しんでいました(オンライン授業のほうがいいとは思っていません、もちろん対面授業のほうがいい)。
が、実際に対面授業が始まってみると、楽しいのなんの!
大人数で授業を受けることができて、大学生だなぁと感じたり、授業で新しい友達と話したり、すごいことではないように思う人もいるかもしれませんが、コロナ真っ只中に大学生になった私たちにとって、それは当たり前のことではありませんでした。
トロントに来て、ようやく私の大学生活が動き出したように思います。
仲の良い友人は、授業後にその流れで友達と話しながら帰路につくことがどんだけ幸せなことかと言っていました。その子は1年下の学年ですが、それでも2年ぶりのことだと気づいてしみじみしてしまったそうです。
大学で授業を受けることや新しい友達を作ること、が当たり前のことではなく、特別な記憶として残り続けるのではないかと思います。
トロントに来てからたびたび思うことですが、大学に通えること、コロナの中留学に来れたことは、本当に有難く、幸せなことでした。
残りの2か月も勉強に追われてしんどくなる日もあると思いますが、しっかりと噛みしめて、過ごしていきたいです。
寮のドンと1対1面談をしました ~話を聞いてもらって、自分の気持ちと状況を認識する~
こんにちは。
3月に入り、留学生活も残り2か月となりました。早すぎる…😢
今日は、寮の階ごとにいる学生リーダーである Don(ドン)と対1面談をしました。
時間は10分ほどで、困っていることはないかなど聞かれました。
まずは学業面はうまくいっているかという質問。
私はちょうど、今日から対面授業が始まり、早速面談の前である午前に対面授業に参加してきたので、初めての対面授業があったこと、そこで新しい友達ができて嬉しかったこと、授業が難しかったけれども初めて、レクチャーホールで授業を受けることができてとても楽しかったことを伝えました。
試験についても聞かれ、無事リーディングウィーク(1週間ある学期中間休み)前に試験は一通り済んだこと、リーディングウィークは友人と Alberta と Whitehorse に旅行に行ってきたことなどを話しました。
寮の友達と行ったの?と聞かれ、オフキャンパスに住んでいる韓国人の友達と行ったと答え、
もともとの友達?それともこっちでできた友達なの?と聞かれたため、トロントに来てから出会って仲良くなったと答えると、ちゃんとたくさん友達もできたんだね。と褒めて?もらいました。
次に、生活面では問題がないかという質問。
寮内でも仲の良い友達ができ、一緒に食事をしたり勉強をしたりしていて毎日楽しい、と答えました。
様々な質問を投げかけてくれ、優しく話を聞いてくれて、自分が思っていたよりもたくさんのことを話すことができました。
思い返せば自分の生活を言語化したのは初めてかもしれません。
今まではこんなことがあった、とイベントがあった際にその話をしたり、ブログに書いたりするくらいだったのですが、自分の何気ない日常や感情についてはあまり人に伝えたことがなかったことに気づきました。
普段、私は、嬉しかったり悩んだりという自分の感情も自分の中で完結してしまいます(小さなことに幸せを感じますが、感情の波が少ないのと表に出にくい笑)。
あまり自分のことや感情について話す機会はなかったのですが、今日はそれを聞いてもらい、私自身も自分の口から出てくる言葉を聞くことによって、
あぁ、自分はこんなにも恵まれて、充実した日々を送っていたんだ、と気づくことができました。
また、自分のことを聞いてもらうよりは人の話を聞く方が好きな性格で、自分の話を人にするのがあまり得意ではない私ですが、今日はあまりブレーキをかけず、思いついたことを何でも話せました。
これも、ドンがしっかり私の言葉に耳を傾けてくれたからだと思います。
人の話を聞くことも大事ですし、会話を通してコミュニケーションを図ることも大事ですが、たまには自分のことだけを集中して聞いてもらう時間も必要なのだと感じました。
聞いてもらって心を落ち着かせたり、自分の考えを整理する。そしてアドバイスをもらうこともある。よく考えると、カウンセリングってそういうことなんですね。
本当に短い時間ではありましたが、私のために時間を取ってくれて、私だけに集中して向き合ってくれたドンに感謝です。
ドンとしての仕事だとはいえ、これを階のみんな一人一人にしていると思うと頭が下がります。
面談の最後にほかに何か話しておきたいこととかある?と聞かれたので、ちゃっかりI love you♡ というのといつも本当にありがとう、と伝えました。
普段ばったり会って話すときは、挨拶に2,3言くらいであまりちゃんと会話できていなかったので、しっかり感謝を伝えられてよかったです😊
残り2か月も、勉強・生活ともに楽しみながら頑張ります!!