考えるって大事!~トロント大学の授業と日本の授業を比べてみた~
お久しぶりです!
トロント大学の友人たちのFinal(期末試験期間)が終わりつつあると聞いて、うらやましい限りの私です(日本の大学では、1月が期末期間)。
(追記:12月にこの記事を書いています💦早くリリースして笑)
秋学期、日本の大学でがっつり授業を受けてきた私が感じた、トロントと日本の授業の違いについて、書こうと思います!
トロント大学では、環境学関連の授業を3つほど履修していました。
私の日本の大学では、環境学を扱っておらず、環境に関連する授業といえば環境経済、環境教育、もしくは工学系や生物学系の授業に限られます。
そのような数少ない環境についての授業の中で、現在、私は文系向けの環境についての授業を履修しています。
すると、トロント大学で学んだことと、ときどきトピックが被ります。
ところが、トロント大学で授業を受けていたときに受けた衝撃に全く及びません。
(冬学期に受けた環境学に関連する授業は、CAS201です↓)
トロント大学で学んでいたときは、もちろん情報も膨大にあったのですが、自分では気づかなかったこと、目からうろこな事実がたくさん転がっていました。
特に環境問題や発展途上国の人々が被っている社会問題など。
授業や予習に必死にくらいついて、しんどかったけど発見だらけで楽しかったし、わくわくしたんです。
それに比べて、日本では「へぇ、そうなんだ」というのが多い。そして自分に必要な情報なのかがわからなくなるから、流してしまう(本当はこれでも真面目に受けられればいいのですが)。
なんでこんなに日本の授業は面白くないのか?
結論、答えだけを与えるから。
穴埋め箇所を埋めるだけ、先生の板書を写すだけ、という授業。
ただひたすら事実やデータを列挙される授業。
このような授業を受けていても、「考える、まずは自分で理解し、講義や議論の中で理解を深める」
という作業がないため、学生の心に響かず、記憶に残りません。
これだと教育の意味がないのではないでしょうか。
「考える」「知識を自分なりに解釈、意見をもって自分のものにする」
ことが学ぶことだと思うのです。
もちろん、レポート作成などで発展的な学びができる授業もあります。
ですが、それにしてもそのような授業がなかなかない。
少人数でレポート課題が多い国際系の学部でもこれなのだから、他の学部である経済学部や商学部、社会学部ではどうなるのでしょうか。もっと受け身な授業ばかりになってしまっていそうです…
怖いですね。
テクノロジーの進歩で、調べたらなんでも出てくる今の世の中、考えることは今まで以上に大事になってきます。
授業に対する姿勢が海外大生と日本の学生では、かなり異なるということは有名な話です。
教室内で座る位置であったり、質問の活発さであったり。
私の学部ではあまり見受けられませんが、他の学部の授業を履修した際は私語が多くてびっくりしました🥲
私は比較的勉強をする方(違うかも、すみません笑)で、周りの学生の学びに対する姿勢の低さに疑問を覚えていたことがありましたが、帰国して日本の授業を受けると、少し感じ方が変わったというか…
トロント大学とのギャップに驚きました。
(もちろん日本にも素敵な教授がいて、素敵な授業がたくさんありますよ✨
一部の授業、特に大人数の授業は退屈になりがちなだけで。)
たしかに知識を与えるだけの授業では興味もあまり湧きませんよね…
無論、「勉強はしたくないことをする練習だ」という意見もありますが、勉強する理由がそんな消極的なのは悲しいしもったいないです。
日本の教育をどうにかせねば…
ですが、少しずつ生徒想いの(生徒の能力を伸ばす)授業に変わりつつあるようです。
教職課程を取っているのですが、中学高校では、アクティブラーニングなども積極的に授業内に取り入れられつつあるようです。
(アクティブラーニングとは、議論や調べ学習など、生徒自身が探求を深める学習形態のことです!)
大学生活もあと1年。
学べることはすべて学びたい!
来年は授業に余裕ができるため、卒業単位外で勉強したいことがいっぱいあります。
その前に、まずは期末試験と期末レポートを乗り切らないと…
そろそろレポート作成に戻ります!