留学中の「ひとり時間」~ひとりじゃない今感じる大切さ、自分を大事にしよう~
お久しぶりです!
本日は、ひとりの時間の大切さについて!
冒頭は、留学中ではなく私の近況(日本の大学での体育会系部活の話)になってしまいますが、あとで留学中の生活にも触れます!
留学中だけの話でいいよ、という人は冒頭部分を飛ばしてください笑
近況報告
実は、つい先月、何をするにもやる気が起きず、しんどくて、1か月ほど頭痛やめまいなどが続いていました。
なぜだろうと考えた時、事が落ちついた直後は
- 一日4時間×週6日、部活動で体を動かす
- 体力の回復が追い付いていないことから、気力の低下にもつながった
- 加えて、部活動の運営や役職の仕事といった、次から次へと来るタスクに追われていた
- それを誰にもわかってもらえず、一人で抱えていた
これらが原因だと思っていました。
しかし、上に挙げた理由もそうですが、本当のところは、
「ひとりの時間がなかったこと」
「自分の心と向き合えていなかったこと」
が主な原因なのではないか、と今では思います。
練習という名の通り、練習時間は練習をしているので、必ず競技に集中しています。
また、その中で後輩や同期との関わりがあります。
特に、後輩のために効果的かつ楽しんでもらえるように常に考えながら、練習・指導に取り組んでいるので、どうしても自分以外のことに気を配る場面が増えます。
休憩時間や練習前後の時間も、同期と部の運営に関する真面目な話し合いや、たわいのない話をすることが多く、自分には意識は向いていない時間がほとんどだったのではと思います。
電車に乗っても(片道1時間以上の電車通学です!)、家に帰ってからも、
役職の仕事(一番仕事の多い役職です、言ってしまえば主務)や、
幹部として考えるべきこと(必須ではないですが、考えた方がいいことも)に追われていました。
一日中、頭が部活動に支配されていました。
病んでいた当時は、
「部活に生活を脅かされている、人生を壊されている」と感じるほどに。
でも、本当に四六時中、疲れた体と頭でタスクをこなし、しんどさをわかってもらえない辛さで心・精神をすり減らし、それでもとりあえず動き続けていました。
そりゃあ壊れますよね笑
ここまでよく頑張ったと思います。
という話は置いておいて、本当に当時は、自分の時間がなかった。
自分に割ける時間がなかった。
回復への道
そんな私ですが、回復できたのは、実は私だけの「ひとり時間」ではなかったりします。
自分に向き合い、自分を考えてくれる人との時間でした。
始まりは、2,3件、
・今しか会えない友人
・今しかできないこと
・今しか集まれない仲間
との約束に、ふらふらの頭と体を引きずりつつ、会いに行ったことでした。
もちろんコンディションはすこぶる悪かったのですが、
「力のない笑い」くらいはできるようになりました(それまではほんとに笑えなかった笑愛想笑いすらも)。
徐々に、同期の一人や同じく主務で昨年の同時期に苦しんでいた先輩とも電話をし、
自分の状態や気持ちを吐き出すことができるようになりました。
母と1泊2日、何もしない、何も考えないプチ旅行をして。
それでも、しばらく体調不良は治らなかったのですが、昔からの友人と会って話をしたり、偶然会った別の部の主務と励まし合って、涙を見せたりして。
競技に関わる、大学内外の大人の人とたくさん話をする機会もあって。
中には初対面だけど、応援してくれる人もいて。
徐々に心も体も落ち着いてきました。
これらが何だったのかというと、ただの励ましでも、気晴らしでもなかったのだと思います。
自分の話を聞いてくれる人、自分に向き合ってくれる人、自分の内面を聞いてくれる人達が、私を徐々に暗闇の中から救ってくれたのです。
自分を大事にしなきゃ、落ち着かなきゃとわかっているのに、頭がぐるぐる回ってパソコンをひたすら触って仕事をしたり、部活のことしか考えられない状態になっていました。
本当に、下り坂を走って止まらないみたいな感じ。
自分では到底止められなかった。
他人に求めてすぎてはだめですが、自分に意識を向けられなかった自分の代わりに、周りの人とかかわることで、自分の代わりに誰かが自分と対話してくれて、心が和らいだ感じ。
直接的に大変だったこと、しんどい気持ちを相談したことはあまりありませんでしたが、部活以外に自分が持っている気持ちや考え、自分を少しずつ取り戻しました。
自分一人ではなく、周りの人のおかげで、周りの人が自分の代わりに自分を気遣ってくれていると感じることができたおかげで、徐々に回復することができました。
留学中の独り?一人?ひとり!時間
さて、お待たせしました!
留学中の話に入ります!!
留学中も波瀾万丈でしたね笑
自分で生活を作ってる感が大好きでホームシックはなかったものの、
雪×ロックダウン(笑)で遊ぶ場所も会える友達もほとんどいなかったり、
病気で部屋に閉じこもったり、
寮から追い出されて、氷点下の中路頭に迷いそうになったり…
数えるとキリがありません笑
(詳しく知りたい人は以下の記事などにも書いています)
そのときそのときは、わ~と思いびっくりしながらも「めっちゃネタやん」と楽しんでいました笑
もちろん、思い描いた留学生活じゃない、と一瞬は思うこともありましたが、
それ以上に全てが面白かったですね。
この事件をどう切り抜けようか、めっちゃいい思い出話になるぞ、
コロナ真っ只中でしかできない経験、私にしかできない留学だぞ(興奮笑)
が強かった。
現に、私の次の年に留学した子たちは、マスクも規制もなしの生活を楽しんでいました。
なので、今でも私は、自分の経験が誇りであり自慢でもあります笑
大変だったけどね、
大変だったからこそかな
なぜ、「近況報告」内で述べたように大変な中でも病まなかったか?
それは、自分と向き合う時間が必然的にあったからだと思います。
寮生活とはいえ、一人部屋なので一人の時間が増える。
予習復習をしているときは、友人と勉強しているとき以外は一人
特にロックダウン中は、寮内にも人が数人しかいなかった。
もちろん友達はたくさんいましたが、ある程度は自分一人の時間もありました。
また、制限の中で、
今日・明日を楽しく生きるには?
トロントにいる今しかできないことをなんでもやろう!
と取っているつもりはありませんでしたが、自分の機嫌もいつのまにか取り、
次は何をしようかな、と自分の楽しみ、わくわくのためにひたすら動いていました。
それだけの時間と、「ひとり時間」がありました。
だから、何があっても大丈夫だったのだと思います。
自分だけに集中する時間は本当に大事ですね☘
おそらく回復したであろう現在!
毎日部活があり、役職の仕事もあり、という日々は変わっていません。
もちろん、ひとりじゃない時間も多いです。
しかし、自分一人になれる時間、自分の気持ちを大事にする時間を意識して持つようにしています。
朝は、部活に行く前に、徒然草をなぞってみたり
夕方、雑誌をぱらぱらとめくってみたり。
サブスクリプションのドラマや映画もいいですが、最近はほどほどにしています。
ドラマはドラマの内容を観るために、何かを感じるために見て、
現実逃避や暇つぶしでは見ないようにすることにしました。
自分を大切にして、自分をいたわって、自分について考える時間、考えなくても一息つく時間を設けています。
最後に
留学中の一年は、
「自分で自分を楽しませる、自分の人生を豊かにする」
ことの大切さを学びましたが、
留学後の部活と授業で忙しかった一年は、
「自分の心と向き合う、自分を大事にする、その時間を確保する」
ことについて、学ぶことができました。
一時は、病んだ性格のまま一生過ごすことになるのか、このまま抜け出せないのではないかととても怖かったのですが、
周りの人たちのおかげで、本当に、周りの人のおかげで、
(自分一人ではどうすることもできなかった。特に本格的に壊れて最初の2週間くらいは一人で塞いでボロボロになっていました)
どうにか乗り越えることができました。
しんどくて、先が見えなくて、怖くて、真っ暗だったけど、
生きていくうえで大切なことを学ぶことができました。
大学生の今、経験できてよかったと、振り返ると思います。
こんなしんどいことは、最初から経験しないのがベストですが笑
自分の特性との向き合い方をこのタイミングで学べて、
人に生かされていることを学べて、本当によかったと、今では思います。
色々と忘れっぽい私ですが、
(嫌なこととか辛かったこととかは特にすぐに忘れちゃう「良い」性格)
人生において大事な経験をすることができました。
留学中でも、留学をしていなくても、自分を大事にしよう。
自分と向き合おう。
「ひとり時間」を持って。
それではまた!